自分から動かないと恋は始まらない? その思い込みがあなたを疲れさせている
「どうして私ばかり頑張っているのに、恋がうまくいかないんだろう」──そんな風に感じたことはありませんか?
好きな人に連絡したり、会う約束を取りつけたりと、積極的に動くのは素敵なこと。でも、もしもその結果が「追いかけるばかりの恋」になっているのなら、それは逆効果かもしれません。
実は、「追いかけられる女」には、恋愛に対する“ある3つの思い込み”を手放している共通点があります。そしてそのスタンスこそが、彼から大切にされ、求められる関係を築く鍵なのです。
思い込みが恋愛のバランスを崩す──“尽くす=愛”の幻想を見直して
多くの女性が無意識に抱いているのが、「尽くすことが愛される近道」という思い込みです。
心理学ではこれは「自己犠牲的愛着スタイル」と呼ばれ、相手の機嫌を優先しすぎて自分を後回しにする傾向のこと(Bartholomew & Horowitz, 1991)。
これが続くと、恋愛の力関係が一方的になり、男性は「追いかける必要のない女性」としてあなたを見てしまいます。
また、「LINEの返信が早ければ早いほど好印象」「自分から誘わなければ関係が終わる」といった不安に基づく行動も、実は“追わせる余白”を奪ってしまうのです。
“追いかけられる女”は、言い換えれば「相手に自分を追わせる余裕を持った女性」。これは決して駆け引きや無視を意味しません。
自分の時間や感情を大切にし、自立している姿が、男性にとって「もっと知りたい」「近づきたい」と思わせるのです。つまり、恋愛とは相手との距離感を意図的にデザインすること。そこに必要なのは、“頑張ること”ではなく、“委ねること”なのです。
具体的にどう変わればいい? 海外心理学と実体験に学ぶ3つのマインドチェンジ
1:「アプローチは男性に任せる」というマインド
ハーバード大学の行動心理学研究では、「達成したい目標(恋愛含む)を自らの手で掴む努力より、“自分が選ばれたと感じる体験”のほうが満足度が高まる」という結果が出ています(Harvard Business Review, 2023)。
つまり、あなたがアクションを起こしすぎるほど、彼の「手に入れた感」が薄れ、恋の熱量も下がるのです。
2:「沈黙を恐れない」ということ
例えば、ある30代女性の体験談によると、「既読スルーが怖くてすぐに返事を送っていたけれど、あえて1日置いたら、彼のほうから『最近どうしてる?』と連絡が来るようになった」と語っています。
これは“ミステリーの原則”と呼ばれ、相手に余白を与えることで関心を引き出すテクニックとしても知られています(Matthew Hussey, 2022)。
3:「自分軸でスケジュールを決めること」
好きな人に会いたいからと、無理に予定を合わせるのはNG。
むしろ、「来週は予定が詰まってるから再来週はどう?」と自分(あなた)のペースを大切にすることで、彼は“自分に価値を感じている女性”としてあなたを見るようになります。
「追いかけられる恋愛」は、心の余裕と選ばれる価値を信じることから始まる
恋愛がいつも「片思いっぽく終わる」「頑張っても報われない」と感じるなら、それはあなたの魅力が足りないのではなく、“追わせる余白”が足りなかっただけかもしれません。
思い込みを手放し、自分軸で恋愛を楽しむこと。それこそが、男性に「この人をもっと知りたい」と思わせる最大の武器なのです。
今日から無理に連絡を取ろうとするのをやめて、自分の時間を優先してみてください。
彼があなたを追いかけてくる余白を、大切に育てていきましょう。
あなたには“追いかけられる価値”が、すでに備わっているのですから。
【参考文献】
- JBartholomew, K., & Horowitz, L. M. (1991). Attachment styles among young adults: A test of a four-category model. Journal of Personality and Social Psychology, 61(2), 226–244.
- Harvard Business Review (2023). The Psychology of Being Chosen.
- Matthew Hussey (2022). Get The Guy: Learn Secrets of the Male Mind.
コメント